展示Exhibition

移動式竈

移動式竈 (いどうしきかまど)

移動式竈 (いどうしきかまど)の説明テーブル
名称 移動式竈 (いどうしきかまど)
出土遺跡 井通遺跡 (いどおりいせき)
所在地 浜松市北区細江町広岡
時代 奈良時代
法量 口径23.2cm 器高41.0cm
指定の有無(指定年月日)

概要

溝跡から出土した移動式竈である。裾部と庇・掛け口を含む体部上半が遺存し、形状としてはドーム形を呈する。庇は焚き口上端から直立気味の庇を付す付け庇であり、焚き口上辺のみに貼付したものと推定される。明確な被熱や煤の付着等、恒常的に使用された痕跡がなく、祭祀に使用されたものと推測される。

参考文献

静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第174集 『井通遺跡』 2007
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