展示Exhibition
- ホーム
- 展示
- しずまいデジタルミュージアム
- 古代
- 木簡
木簡
名称 | 木簡 (もっかん) |
---|---|
出土遺跡 | 元宮川神明原遺跡 (もとみやがわしんめいばらいせき) |
所在地 | 静岡市駿河区宮川ほか |
時代 | 8世紀第1四半期(701年?~715又は717年) |
法量 | 長さ:11.05cm 幅:1.7cm 厚さ:0.45cm |
指定の有無(指定年月日) |
概要
旧大谷川流路内から出土した。完形で、下端部を尖らせている。また、裏面及び側面には線刻があり、物差を転用した可能性もある。文字は、「他田里戸主宇刀マ真酒」(おさだりこしゅうとべのまさか)と判読できる。「倭名類聚抄」に見える、「有度郡他田郷」に比定できる。また、「戸主」記載より大宝令施行(701年)以降と考えられ、郷里制(715又は717年~)以前のものである。天平10年(738年)の「駿河国正税帳」に、(「有度郡」か)「郡司少領外正八位上有度君」が見える。