展示Exhibition

浄瓶

浄瓶 (じょうへい・じょうびょう)

浄瓶 (じょうへい・じょうびょう)の説明テーブル
名称 浄瓶 (じょうへい・じょうびょう)
出土遺跡 キョウダイヤト遺跡 (きょうだいやといせき)
所在地 静岡市葵区内牧
時代 奈良末~平安時代初頭
法量 器高:23.4cm 最大径:13.0cm
指定の有無(指定年月日)

概要

静岡市葵区内牧に所在するキョウダイヤト遺跡から出土した。浄瓶は、本来、肩部の添水口から水をいれ、頂部にあった尖台(この資料は欠損)から水を少しづつ飲むような構造の水筒であった。この形は砂漠のような乾燥地帯における水筒の形を模したもので、敦煌にも僧の水筒として描かれた壁画がある。時代が下り、仏像に水を奉げる供養具にもなった。当該資料は灰釉陶器製である。

参考文献

静岡県埋蔵文化財センター調査報告 第13集 『内牧城跡・城山古墳・キョウダイヤト遺跡』 2012
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