展示Exhibition

櫛 (くし)

櫛 (くし)の説明テーブル
名称 櫛 (くし)
出土遺跡 鶴喰広田遺跡 (つるはみひろたいせき)
所在地 三島市鶴喰
時代 近世(江戸時代)
法量
指定の有無(指定年月日)

概要

三島市を流れる御殿川の流域に立地する遺跡から出土した櫛である。江戸時代は日本の髪結いの歴史の中で最も華やかで豊かな時代であったといわれ、結い方とともに髪に関わる装飾品も発達した。櫛は髪を解いたり梳いたりする道具で、歯の粗いものと細かいものが認められる。前者は解くための、後者は梳くための用途が想定される。また、文様が施された櫛もあるが、髪飾り用の差し櫛として用いられたのかもしれない。

参考文献

静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第67集 『御殿川流域遺跡群Ⅲ』 1995 静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第104集 『御殿川流域遺跡群Ⅳ』 1998
一覧へ戻る
ページ上部へ