展示Exhibition

泥面子

泥面子 (どろめんこ)

泥面子 (どろめんこ)の説明テーブル
名称 泥面子 (どろめんこ)
出土遺跡 大平遺跡 (おおだいらいせき)
所在地 駿東郡長泉町南一色
時代 近世(江戸時代)
法量 長さ:2.4cm 幅:2.1cm 厚さ:0.7cm
指定の有無(指定年月日)

概要

平安時代の貴族階級で流行した銭を投げて遊ぶ「意銭」(ぜにうち)が、江戸時代に「穴一」と呼ばれる遊戯になり、銭の代わりに粘土を焼いて作った物が泥面子である。泥面子には、「面模(めんがた)」、「芥子面」、「面打」の3種類に分類されるが、この資料は人物の顔をモチーフとしたもので「芥子面」と呼ばれるタイプである。大きく見開いた目、やや下唇を出したへの字の口。小さな面の中に豊かな表情が表現されている。

参考文献

静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第98集 『大平遺跡』 1998
一覧へ戻る
ページ上部へ