展示Exhibition

元島遺跡出土中世陶磁器

元島遺跡出土中世陶磁器 (もとじまいせきしゅつどちゅうせいとうじき)

元島遺跡出土中世陶磁器 (もとじまいせきしゅつどちゅうせいとうじき)の説明テーブル
名称 元島遺跡出土中世陶磁器 (もとじまいせきしゅつどちゅうせいとうじき)
出土遺跡 元島遺跡 (もとじまいせき)
所在地 磐田市豊浜 (旧磐田郡福田町豊浜)
時代 室町~戦国時代
法量
指定の有無(指定年月日)

概要

元島遺跡は大田川下流に位置する県内有数の大規模中世集落跡である。川に隣接し、船によって海とつながる水路や複数の建物を有していたことから、水運物流に関わる集落と推定される。それを裏付けるように、中国産陶磁器や瀬戸美濃産などの国産陶器をはじめ、多種多様な遺物が多量に出土している。海を通じてもたらされた物資が元島集落に集積され、河川や街道を通じて内陸部の周辺各地の消費地に運ばれたと考えられている。
室町時代に繁栄を迎えた元島集落であるが、発掘調査の結果により、1498年の明応地震による津波で壊滅的打撃を受けた可能性が指摘されている。

参考文献

静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第116集 『元島遺跡Ⅰ(遺物考察編)』 1999
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