展示Exhibition

小銅鐸

小銅鐸 (しょうどうたく)

小銅鐸 (しょうどうたく)の説明テーブル
名称 小銅鐸 (しょうどうたく)
出土遺跡 青木原遺跡 (あおきばらいせき)
所在地 三島市南二日町
時代 弥生時代後期~古墳時代初頭
法量 高さ:126mm 最大幅:69mm
指定の有無(指定年月日)

概要

三島市南二日町に所在する青木原遺跡から出土した小銅鐸である。突線鈕式袈裟襷文銅鐸を模したと考えられる。裾部外面に綾杉文が横位に施され、内面には断面蒲鉾形の突帯が1条巡る。旧河川内で出土しため、現在でもさびずに銅色を呈している。上流から流されて生じた傷、摩耗が見られないため、埋納された可能性を有している。なお各部位の大きさ、鋳型のズレ等から千葉県市原市で出土した川焼台1号鐸と同工の可能性が指摘されている。

参考文献

静岡県埋蔵文化財調査研究所調査報告 第244集 『青木原遺跡Ⅱ』 2011 白井久美子「列島の小銅鐸-青銅祭器としての使途と意義-」『考古学は科学か 上 田中良之先生追悼論文集』2016
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