発掘調査ニュースArchaeological excavation

山口遺跡の発掘調査が終了しました。

昨年10月3日から始まった町道山口雲見線の改良事業に伴う山口遺跡の発掘調査が、終了しました。今年度の調査でも、過去2年間の調査と同様、古墳時代前期から中期を中心とした大量の遺物を含む土石流が厚く堆積した様子を確認することができました。今年度はさらに、土石流に含まれていた土器と同じ時代と考えられる竪穴建物群からなる集落跡が検出されており、勾配が急な箇所に作られた竪穴建物は、山側(南側)が深く掘り込まれているという特徴を持っていました。また、祭祀用の土器を納めた土坑が設けられた竪穴建物も見つかるなど多くの成果を上げることができました。発掘調査は、令和5年度も継続して実施する予定です。

 

 

 

 

 

左:調査区全景 中:祭祀土坑 右:深い掘り込みの竪穴建物

 

 

 

 

 

 

 

 

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